陶芸 由良しのぶ 「座右の銘」

 おもしろきこともなき世をおもしろく 住みなすものは心なりけり

 常に自分のいましめにしているほど強いものではありませんがふとした時に浮かぶ言葉です。
 作者は幕末の長州藩士高杉晋作。辞世の句です。 一説には上の句までで息絶えてしまい、下の句はその場で看取った僧侶が継いだとも言われています。
詠まれた当時の時代と高杉晋作の偉跡を考えると「おもしろき事」とは現代の私が感じることとは同じではないのでしょうが、私がこの句を思い出すのは私にとっては「おもしろくなき事」があった時に多いようです。
 例えば、こんな時に浮かびます。 
 いろんな人がいるなあと世の中の考え方の多さにしみじみするとき。
 ちょっと不愉快な事があったときに「もしかすると今自分は、見ようによってはおもしろいことに遭遇しているかもしれない」と考えるとき。 
 友達が新興宗教に入信したとき。これはじょうだんですがオホホ。
 おもしろくするのも、つまらないと感じるのも心、いろいろな事が起こる人生でいろいろな事を感じる自分。それらを「おもしろく」するのは自分も含めてすべて、人の心なんじゃないかなあと胸にとどめています。



こまいぬ
へえー

こまいぬ
あ、そ

(宮城県塩竈市「塩竈神社」表参道の狛犬)

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